『あんたの相手は私だけ』とコピー本印刷の話【Advnt21】
出した本を振り返る記事です。
(記事ほとんど書いたところで下書き保存して翌日開いたら全然保存されてなかったのでまたはじめから書いています。泣。)
コピー本『あんたの相手は私だけ』2020.11
突発コピー本です(また?????)。
判型はB6でした。ちょっと小さめのほうがかわいい気がしたのと、A5だと短い小説には1ページの字数が多いなーという面がありました。
元々出すつもりだった新刊がイベントに間に合わない状況になったので、急遽コピー本を作ることに。
前記事の『My Cup of Tea』は本にする前提で内容をいちから書いてつくったものでしたが、今回のはネタ帳にちまちま書いていた文章を引っ張り出してきて加筆したものです。
表紙
突貫クロ真矢book🙄 pic.twitter.com/BBb9nuuFtL
— S. Karauch🤹♂️ (@egmfyw) 2020年11月18日
表紙を急いで描いている様子。すごいラフに色も塗った。
kuromaya book 表紙ぞい pic.twitter.com/d4PVp14mYj
— S. Karauch🤹♂️ (@egmfyw) 2020年11月21日
このあとPhotoshopで題字を追加していますが、題字のでざいん微妙だったなぁ~といまは反省しています。ただ文字打っただけなのででざいんのうちには入らんけど。
題字は以下の本文にも出てきますが、TBシネマ丸ゴシックを使用しました。今やAdobe Fontの対象からなくなってしまったフォント。今後使うことはないかもしれない……。
本文
本文を気合で書き上げ、仕上がりサイズ(B6)のInDesignドキュメントをつくります。
本文フォントはいつものリュウミン。ノンブルはポップめでいいかなーと思ってサンセリフ、とりあえずFuturaです。思考停止Futura! どこにでもFutura。
(余談:某超有名タイプディレクターさまのブログ「ここにも Futura」、えんえんとFuturaの写真しかなくておすすめです。さすがにリンクは貼れない…!)
さて、B6ドキュメントに対して「ブックレットを印刷」機能を使い、印刷サイズ(B5)のPDFにします。
中とじ印刷なので、1ページめと8ページめが1枚の紙に印刷されます。
よく印刷機とかで「小冊子印刷」機能がありますが、それをデータの段階であらかじめやっているという形ですね。先に割り付けておくと、設定など変えずにそのまま刷ればいいので、コピー機やキンコーズのスタッフさんの前でまごつかずに済みます。※個人の感想です。
印刷
データができたら例によってキンコーズに持ち込みます。
キンコーズでの手順について詳しく書いたことがなかった。
2020年11月当時の記憶なので現在は変更された点があるかもしれませんが、私の場合の手順をメモします。
うちは必ず用紙を変えるので(必ず用紙を変える🤪)、セルフサービスでの印刷ができず、スタッフさんに注文して刷ってもらう必要があります。
- 印刷するPDFをUSBメモリに保存して、キンコーズへゆく。
- カウンターでスタッフさんに「USBに入っているPDFを、用紙変更して刷りたいんです!!!」と言う。なにをどうしたいのかをはっきりいいましょう。
- 店頭PCを利用するよう言われるので、PCを借りる。
- PCにUSBメモリをぶっさし、Adobe AcrobatでPDFを開く。
- 印刷メニューで印刷機やサイズ、部数などを指定し、印刷ボタンを押下。
- 注文用紙に、上記で設定したサイズや部数と、使用したい紙を記入する。
- PC席のどこかに用紙一覧ファイルみたいなやつがあるので、使いたい紙の名前とコードを注文用紙に転記します。
- PCの利用を終了し、注文用紙をスタッフさんに提出する。
- しばらく待つと、スタッフさんから刷りたてほやほややつを渡される。
- 精算する。紙を変更した場合は印刷代のほかに紙代がかかります。
- 製本する場合はそこらへんの作業台で作業し、完成!
書くとけっこうなげえな。
用紙を変えなければもっとシンプルにできるし、そもそもセルフサービスでできます!
キンコーズのコピー本特設ページを発見した!
みんなもコピ本つくろうね。
このコピ本で使った紙は、表紙がたしか前回同様のオーロラコートでした。気に入ってんな。
本文が色上質紙の水色っぽいやつなので、「あさぎ」かな。表紙の色的にはピンクのほうが合うかもしれないのですが、大人向けの小説でピンクの紙にするのはなんか恥ずかしかったのであえての水色系にしました。あと、前回アイボリーにしたからアイボリーは使いたくなかった(?)という謎の理由もあります。
おわり。
本の本文はPixivにて全文公開しています。※リンク先R-18